障がい福祉サービスは、障害のある方が自立した生活を送るために必要な支援を提供する制度です。しかし、具体的な手続きやタイミングについて、わかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、障害福祉サービスの利用手続きの中でも特に重要な「加算届」と「変更指定申請」について、わかりやすく解説します。
加算届とは?いつ必要なの?
加算届とは、障害福祉サービスの報酬額に加算される「加算」の新規算定や取り下げを申請する手続きです。報酬額に影響するため、利用者にとって重要な手続きとなります。
新規算定・上がるとき
- 毎月15日までに申請する必要があります。
- 期限を過ぎた場合は、翌々月からの算定となりますのでご注意ください。
取り下げ・下がるとき
- 減額となるため、申請期限はありません。
- 状況が変わったら早めに申請しましょう。
変更指定申請とは?いつ必要なの?
変更指定申請とは、指定障がい福祉サービス事業所の「指定」内容を変更する手続きです。事業所の規模やサービス内容に変更が生じた場合などに必要となります。
申請が必要となるケース
- 生活介護、就労継続支援A型及びB型の定員を増やす場合
- 指定障がい者支援施設における施設障がい福祉サービスの種類を変更する場合
- 施設入所支援における生活介護に係る入所定員を増やす場合
申請時期
- 変更の1ヶ月前まで(事前)に申請する必要があります。
まとめ
障がい福祉サービスの申請手続きは複雑と感じられることもありますが、必要な手続きを理解することで、スムーズに申請手続きをすることが可能です。
その他、障がい福祉サービスに関する情報は、以下の窓口から問い合わせることができます。
- お住まいの市区町村の障がい福祉担当窓口
- 障がい福祉サービスを取り扱っている行政書士
障がい福祉サービスは、障害のある方が自立した生活を送るために役立つ貴重な制度です。わからないことがあれば、遠慮なく相談してください。
この記事で紹介した「加算届」と「変更指定申請」について、参考になれば幸いです。